かわごえ里山イニシアチブでは、5月20日にかわごえ環境ネットとの共催で田んぼの食べる生きもの調査を、6月10日(土)に「CO江戸かわごえ初雁の里」田んぼで田植えを行いました。
CO江戸かわごえ 初雁の里田んぼでは、無農薬でお米やマコモの栽培を行っており小さな子ども達が安心して遊ぶことが出来る田んぼによりこのようなイベントが可能となっています。
田んぼの食べる生きもの調査では、食楽風土の林鷹央氏、ヤスダ屋料理人の安田花織氏を講師に迎え、約35名の参加者を得て野草を採集して料理し、野草が美味しいランチに変身しました。
メニューは、オオジシバリのサブジ(野菜の蒸し煮)、カキドオシのヨーグルトサラダ、スギナ焼き団子、マコモダケ入り野草カレー。マコモダケのパンもマコモ栽培人の谷道氏から提供されました。きわめつけはドジョウのてんぷらでした。最後に、今年初めての試みで緑肥として植え、美しい田園風景を作ってくれたストロベリーキャンドルの酵素ソーダもふるまわれました。
これらの料理のコンセプトは、田んぼではお米(=炭水化物)が作られ、ビタミンやミネラルは畦に植えた作物や野草から得られ、田んぼでドジョウや貝が育てば、そこからタンパク質が得られる。生きものが豊かな田んぼになれば、あらゆる栄養素が賄える食料の宝庫という事でした。
田植えは、今年は入間川の渇水で開催が危ぶまれましたが、農園主の必死の用水路の引水作戦でどうにかこうにか行うことが出来ました。
かわごえ里山イニシアチブでは、入間川の水に頼ることなく無農薬のお米作りが出来るようにFAAVOのクラウドファンディングで「井戸掘りプロジェクト」を立ち上げました。お陰様で多くの方のご支援を得て6月15日現在で94%が集まっています。是非とも成功させたいものです。
さて、田植えイベントでは、会員、FAAVOの支援者、リブランからの会員など約60名が集まり、子供たちは田植え前に一足早い生きもの探しに夢中です。
田んぼに入るのが始めてという子ども達が多く、お父さん、お母さんの手をしっかりと握りながらおそるおそる田んぼに足を踏み入れます。皆ワイワイと楽しそうに苗を植えていきます。普段は泥だらけになれる機会がないだけに貴重な体験です。昔ながらのこのような田植え体験は、子供たちの楽しい思い出の一コマを作りだすことでしょう。
かわごえ里山イニシアチブでは、これからも環境や豊かな田んぼがいつまでも残るように活動していきます。