去る3月4日(2017)、川越市北部ふれあいセンターにて、わらじワークショップ&縄ない練習会を実施しました。
この日の為に神奈川県川崎市から講師として宮崎さんをお呼びしました。
彼は頼もしい20代。小学生時代はわらじを履き倒し、早くからわらじ編みをマスターされています。
現在は、手縫いの皮靴を製作中とのこと。火打ち石で火を起こしたり、縄文時代、戦国時代の栄養価の高い非常食を調べては実践されています。
縄ない、わらじ編みを教わりながら、そんな彼のお話が聞けたら面白いと、稲刈り時期から企画していました。
受講者は、会員問わず埼玉県、千葉県、東京都より15名、下は小学生からの老若男女が集いました。
参加者からは、藁に触れる機会が中々なかったので、沢山触れられて良かったと感想を多数頂きました。
注連縄の経験がある方、全く初めての方、同様に藁に触れながら、楽しい時間をシェア出来たことに価値があったと気付かされました。
今や、世代を越えた交流の場として、日本文化の継承という観点からも、地域に根差した縄ないの場を展開する意義を見出しました。
同じ時に、北部ふれあいセンターを利用されていた他団体の方々の目に触れて、「昔やったことある!」「懐かしい!」などと聞かれました。
わらじ編み機があるから提供してくれるなどの話も出て、楽しい地域の繋がりも生まれました。
稲作は、お米を得るだけでなく、得られる藁で、納豆仕込み、藁仕事をしたり、籾殻や稲藁は、畑の土つくりなど貴重な農資材でもあり全く無駄がなく自然循環しています。
しかも地域を、人と人とを結びつける不思議な力があります。毎日食べているお米、地産地消を加速しながら、稲作参加する市民が増える事を願うばかりです。 (記:林 哲也)注:月刊かわごえ環境ネット投稿記事から抜粋