田んぼの生きもの調査を行いました

田んぼの生きもの調査を行いました
7月6日(土)2013年から数えて11回目の生きもの調査を行いました。多くの子供たちを集め60人以上の参加者で、テレビ朝日の取材も入り久しぶりの大賑わいでした。
 調査方法は、田んぼの生きものソムリエ林鷹央講師考案の「田んぼの環境診断シート」、この環境診断シートは生きものの種類により環境の豊かさを測るもので、子供から大人まで楽しみながら誰でもできる環境調査方法です。
 今回の生きもののハイライトは、田んぼの希少種のミズカマキリとナマズが現れたことでした。
 林鷹央講師の生きものの生態を知り尽くした超技によってミズカマキリの飛翔の瞬間をみんなで見ることができました。
 今回の成果は田んぼの環境指数が46ポイントと過去最高で、記録をさかのぼると、2016年24ポイント、2017年26ポイント、2020年30ポイントと環境指数が着実に上がってきているもののなかなか40ポイント越えをがありませんでしたが、昨年は40ポイント、今年は46ポイントと環境指数が飛躍的に向上しました。
 かわごえ里山イニシアチブが耕福米高梨農園と共に行っている生物多様性有機農法が、確実に生きもののにぎやかさを取り戻している兆しです。今回の生きもの調査は、都市型農村にもかかわらず、生きものに優しい農法によって環境豊かな田園風景を取り戻し、生きもの調査イベントだけではない日常での子供たちが歓声を上げることのできる田んぼの環境が少しづつ戻りつつあることを実感させてくれました。