【かわごえ里山田んぼ通信】 川越産マコモの本格的な成分分析研究がすすんでいます。

 川越産マコモの本格的な成分分析研究がすすんでいます。
 
 昨年度、マコモの分析研究を日本薬科大学で行っており、コロナ禍でしばらく中断していた分析研究成果について 
12月18日に高野教授と研究ゼミ学生から連絡が入りました。
 
フラボノイドという物質が取れてきているそうです。
フラボノイドというのは、UVを吸収し、抗酸化作用で老化を防止する作用があるということで、
通常、緑茶や植物に含まれる成分ですが、マコモはこれが著しく多く含まれることがわかってきました。
その他、非常に注目すべき結果が出てきたので、さらに抽出を進めて行こうという話になってきています。
 
高野教授によると、生物活性も活性酸素消去の他にアミラーゼ活性を指標に新たに展開する予定だそうです。
古代から言われてきたいのち(体)を浄化する神秘のマコモが、今本格的に科学的な分析で明らかになろうとしています。
 
そこで、さらに研究を進めるために、マコモの乾燥葉2キロを提供することになりました。
かわごえ里山では、この研究をベースに来年も日本薬科大学や十文字大学との産学共同で マコモ製品の開発を推進していきます。
 
その一環としての、以下のご案内のように「秩父サイエンスアカデミー」参加し、
かわごえ里山についての発表を行い、この中でマコモ製品の企画提案をします。
 
 2020 秩父サイエンスアカデミーのご案内  
 

【目 的 】 秩父地域在住の皆様及びこれからの秩父を担う若い世代の皆様に、秩父の森や自然の魅力を学術的な面から理解していただき、活力ある秩父の構築を目指します。


【内 容 】 秩父の森林をテーマとし研究を重ねた研究者・大学生・秩父の高校生による研究成果発表と意見交換を通して秩父の森の理解を深めます。
【主 催 】 日本薬科大学・秩父樹液生産協同組合・NPO法人 秩父百年の森・NPO日本薬科大学(NPU)  サイエンスアカデミア
【後援・協力】 秩父市.埼玉県秩父農林振興センター
【日 時 】 令和 2 年12 月26 日(土)13 時00分~16時
【会 場 】 秩父看護専門学校 4 階講堂(所在地:埼玉県秩父市熊木町 3-9)
【問合せ】 日本薬科大学 地域連携室及び 
NPO日本薬科大学サイエンスアカデミア
 埼玉県北足立郡伊奈町小室 10281 ☎048-721-6249

~研究発表の部~
研究発表(13 時00 分~15 時30 分)】
☆発表 1 秩父産キハダは COVID-19 重症化を防ぐ救世主になり得るか?
(日本薬科大学大学院 教授 樋口 敏幸)
☆発表 2 第 3 のみつの機能性成分の研究
(埼玉県立秩父農工科学高校食品化学科 3 年新井徹平・今井海貴・荒船真優・粂瑶姫)
☆発表 3 建築資材スギ・ヒノキの機能性
(日本薬科大学大学院 教授 高野 文英)
☆発表 4 生きもの育む田んぼプロジェクト~田んぼからつながる ひろがる、生きもの、人の輪、地域の輪~
(NPO法人かわごえ里山イニシアチブ代表、日本薬科大学非常勤講師 増田 純一)

☆発表 5 森林の持つ多面的機能と森林環境に関する研究
(NPO 秩父百年の森 理事 斎藤 透)
意見交換 (15 時 30 分~16 時 00 分)