【かわごえ里山田んぼ通信】 6月27日に生きもの調査とヘイケホタルの放流を行いました。

6月27日(土)かわごえ里山では、田んぼのソムリエ林鷹央講師を迎え生きもの調査を行いました。
今回の特徴は、かわごえ環境ネットとの共催に加え、地元農村グループである山田田園環境保全推進グループとの連携で行われたことでした。
コロナ禍の影響で正式な案内もできない中、それでも地元の家族連れの方も集まり30人近い親子で賑わいました。
林鷹央講師の楽しい解説で、子供たちはみな目を輝かせ生きものの世界に引き込まれていきました。 
 
集めた生きものたちを、4つのグループに分けて得点化します。
(以下のグループ分けは、会員の斎藤佳代子さんの投稿から引用)
Aグループは、タガメやサンショウウオなど貴重な生き物たち。1匹で5点。残念ながら1匹もいなかった。
Bグループは、農薬や水路の整備が進んで今や少なくなってきている生き物たち。メダカやカニ、エビ、カワニナなど。1匹で3点。
Cグループは、比較的見つけやすい生き物たち。アメンボやドジョウ、ミジンコ、クモなど。1匹で1点。
Dグループは、外来種。代表格はアメリカザリガニ。1匹でマイナス2点

残念ながら希少種のAグループはいなくて、B+C合計は33点で、ザリガニなどの外来生物は
マイナス4点で総合計29点でした。
都会型農村としては高得点でしたが、もう少し一生懸命探せば得点は上がるでしょう。
 
午後は、ヘイケホタルの幼虫300匹をコンクリート護岸されていない用水路とビオトープに放流しました。
うまくいけば7月20日ころからホタルが飛び交い、1週間ほど最盛期を迎えることでしょう。
 
このように、かわごえ里山は、今後地元の環境保全グループと連携して生物多様性豊かな田んぼを目指して活動していきます。