寺山堰の堀さらいに参加しました

朝8時頃の寺山堰は、堰の右岸の堰止めから対岸に伸びている飛び石の上を流れが越えていました。天気は晴れ、18℃前後、作業するにはちょうど良い天候でした。

地元の人達(寺山班と福田班から10数人)里山からは2人参加しました。
長老の指導の下、川に入りましたが水量が多く流れも早いので、胴長を着た体が、何かに捕まって足をしっかり踏ん張らないと流されそうで緊張しました。

まず、堰止めていた3ヶ所の厚い板の楔を抜いて三枚づつの板を外す。水の圧力で1つの堰止めに三人がかりでも中々はかどりませんでした。ようやっと3つの堰き止めの板を外す。水が勢いよく下流に流れて行くので流されないように堰の柱にしがみつく。
少し流れが緩んだところで、堰止めの付近に貯まっていた石コロ(大きいもので直径20㎝ほど)を流されないようにバランスに気をつけながら、下流にスコップを使って押し流す。やはり流れの圧力でスコップがまづ真っ直ぐには入りません。上流にスコップ刺すと手元に来ると言った感じです。

 

ひとしきり溜まった石、砂利を下流に流した後、岸側の水門を開け始める。長老のチェックの後3~4人ほどスコップを持って水門の中に入る。天井は低くて暗くて狭い。狭所恐怖症の人には無理な作業。一輪車が後から入って来る。スコップで砂と砂利(大きいのは拳大)を掬って一輪車に放り込む。水も一緒に掬うことになるのでスコップが重たい。一輪車で運ぶ人も中腰で水門の入口に運び川に流すので大変です。代わる代わる運んだ合間に腰を落として壁に寄りかかり小休止しました。

まもなくして「砂利を片側に寄せた方が良い」と言うと皆合点してクワ等で、運んでいる合間に片側に 寄せる。掬う効率は良くなったが一度に掬う量が増えて力が要る。天井からはボタボタ水滴が落ちてくる。奥に行くに従い一輪車で運ぶ人はより大変になる。
「炭鉱夫のようですね。」と言うと、ハハハと笑っているような雰囲気。長老(81才)は最後までにこやかに作業した。

だいたい掬い終わって水門を出る。しばらく腰を伸ばす。最後に堰止めの板を元通りに入れクサビを打つ。長老の「終了」の声で岸に上がる。朝、飛び石の上を越えていた水位が20cmほど下がり、飛び石があらわになっていた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください